Ken Mizunoのタバコのけむり?

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Ken Mizuno

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(20060505-1) おねえちゃんの受験先 その他

なぜ こうまで 「中高一貫」 が流行るのだろう。東京都内の私立・国公立で 「受験」 を要する中学は、ほぼ例外なく 「中高一貫」 で、例外は 「併設校 (高校) なし」 だけである。

僕自身のことを、思い出してみる; 僕は、田舎で小学校・中学校までをすごした。自慢に聞こえるだろうことは恐縮だが、僕はその間、自宅で 「勉強」 したことがない。高校進学ではじめて、地元の進学校に 「受験」 をしたが、その 「受験勉強」 をした記憶がない。それは、中学までの僕の成績が異常に良かったからで、中3の教師がひそかに教えてくれたのによれば、僕は中3の卒業時点で、学校でトップの成績だったのだという。

その反動は、高校に行ってからやってきた。「勉強」 する習慣を持たない高校生は、3年の間に 「トップ」 から 19番だったか 39番だったかにまで落ちて行った。その先に浪人期があり、その間に 「朝鮮語」 を専攻とする受験へと、いわく因縁があるのだが、それは 今は省略する。

11才になったばかり、6年生の子と、その友達を連れて、二人で 「これがいい」 と決めたという国立付属を見に行った。東京では考えられない 300m トラックがある (僕自身、つい 「位置について、よーい、どん」 の姿勢を取ってみた。200m ではない、300m。国際標準 400m には届かないが、300m というのは僕も初めて見た)。校舎の中も明るい; 古い建物を補修しつつ使っているお茶大付属と対照的。「中学」 初期の校舎の中に入れるのかどうか、迷っていたら、体育の先生と見える人が現われ、中には入れないが、学校のパンフレットと、公開前の入試情報の一部まで語ってくれた。これで、女の子 二人の印象もすっかり決まってしまった; 推薦は定員 10に対して 応募 240、つまり 24倍の競争率、「一般」 は妙に偏差値が低いのだが、あるいは来年度で急激に上がる可能性もある。

さて。給食のある都立、されど 「新しい」 問題含みの日本史教科書問題の出ている都立。それに対して、給食のない国立。山手線を横断して1時間以上を見なければならない通学時間。はたして それが正解なのかどうか。ともあれ、それまで今年1年のタイム・スケジュールは出してみた。


(20060520-1) 『サンダーバード』

やや唐突で恐縮だが、1970年代 イギリスの人形劇 『サンダーバード』。これの、レンタル・ビデオ屋にある限りのコレクションが揃ってしまった。このうち、DVD は3種類だけで、あとは 物理的に古い VHS テープである。これを、当家では 「Video-CD レベル」 のデジタル・データで録画した。

録画を揃えた なに? 違法だ? それはちがう。著作権法は 権利者の金銭的・人格的権利を守る法であって、わたしが 「個人として楽しむ」 目的で録画する行為にまで制限を加えていない。まして刑事罰はない。警戒しなければならないのは、これを営利事業としてコピーを配布する場合であって、この場合は窃盗に類する刑事罰と 権利者からの損害賠償請求がありうる もの、つまりレンタル・ビデオ屋にある限りのライン・アップは、次のようになる。基本的には、巻の番号 N が 「サンダーバード N 号」 に対応するが、それは 「5号」 までで、かつ巻が進むにつれて 「N 号」 だけが活躍するのではない。また 「6号」 はおまけ。R1 はまた 「おまけ」 のようで、例外。「劇場版」 は また5号までで完結する:
第1巻:
 1: 原子力飛行機の処女就航に爆薬が仕掛けられて、その着陸支援
 2: サンダーバード自身の秘密基地工事、そこへのスパイ問題
第2巻:
 1: 竣工直後の高層ビル火災。ここで2号が運ぶ水中機4号が既に登場
 2: ニューヨーク、エンパイア・ステート・ビルの引越事故、やはり4号が活躍
第3巻:
 1: 太陽観測に出た宇宙船の故障、その救助に3号が出る。国際救助隊は、既に同じ能力の3号を持っているわけ
 2: にせもののサンダーバード/国際救助隊が登場、「世界征服」 を狙う一派は 第1巻から出て来る
第4巻:
 1: 前の巻のロケットが発射基地移動の途中、橋が落ちて4号が活躍
 2: 海上の油田基地での事故が連続、やはり4号が活躍
第5巻:
 1: 原子炉の事故を、これも4号が出て活躍する
 2: 第1巻の原子力機の中でファッションショー。これにスパイとの闘い
第6巻:
 一連のサンダーバードを設計した当人の、遊びの反重力飛行船に、スパイ = 敵がからむ。
 6号は、それを救出する大昔の単発複葉機で、この実績から 「6号」 と正式に認められる
第 R1 巻:
 既存の話の他に、ジャングルを自動開発する原子力大型工事機の故障。
 国際救助隊の例外的に、ペネロープが設計者に銃を突きつけ 「原子炉の止め方」 を聞き出す
劇場版:
 火星探査に出たロケットの、出発と帰還時への支援。  「非地球型」 火星の生物の存在に注目の価値あり
こうしてみると、水中機4号が目立つ。が、それが意外に記憶に残らないのは、すべての場合についてパイロット機の1号が出て、ほぼすべての場合について 4号を含む装備を運ぶのが2号だからである (「ほぼすべて」 というのは、第2巻では 2号自身が誤って米軍ミサイル攻撃を受け故障、つまり 「2号」 がテーマのはずの2巻で、2号が休まされるから。代替機は、初編の原子力機である)。「N 号」 と番号がついていない 「モグラ (戦車)」 が出てくるのは、第2巻の2である。5号は宇宙ステーションで、これも ほとんどの場合に、上空 数百 km からサンダーバードとそのターゲット (救出相手、または敵) の状況を 詳細に報告してくる。ちょうど、現代の 「スパイ (カメラ) 衛星」 か それ以上の精度で、国際救助隊は地上を把握しているわけである。
(このあたり、『ウルトラマン研究序説』 上・下巻の視点と似ていると思う。サンダーバードについても、似たような本はあるかもしれない)

ただ、ですね。
1969年だったか、アポロ 11号の月着陸の中継で、月 現地と地上の基地との交信には、電波で往復1秒以上の時間がかかる; だから この交信には やや不自然な感じが残った; だからこそ 「あの月着陸は虚構だった」 説も出るのだが (実は、現代の携帯電話でも、電波の速度ではないデジタル通信の中間遅延で、アポロくらい、1秒前後の遅延が生じている。携帯を使う現代人は、それに既に慣らされてしまった) −
サンダーバード 「劇場版」 や 第3巻 太陽観測船との交信では、その遅延がない。火星と地球との間では、電波の到達に 15分ほどかかるはずで、往復 30分。つまり 「もしもし」 が届くまで 15分、「はいはい」 が届くまで また 15分ほどかかるはずなのだが − まあ、しょうがないか。それに、地球と火星の間の飛行では、最善でも片道1年半(?) から2年半かかるはずなのだが、サンダーバードでは数週間で帰ってくる。ま、それも しょうがないことにしておこう。


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