ハングル工房 綾瀬店 ホームへ
Mail to home master: Ken Mizuno
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あっというまに はじまって / あっというまに おわりますもちろん、画面には 「ダンゴ」 のキャラクターがアニメで出て、不思議なことに録画だけだった − つまり、あゆみおねえさんの後を継ぐ おねえさんは、歌わせてもらえなかった。もっとも歌は男声合唱だけで、女声が入っていなかった。
・・・
あっというま / あっというま / げきじょーおーおーおお〜
なお 「ロシア文字」 とは、より正確には 「キリル文字」 のことで、これは 「英文字」 と 「ローマ系文字」 一般の関係になる。英語の ASCII 128文字を多少拡張して 256文字、アクセント記号付きにしたフォント系と同様に、ロシア文字に補助符合を付けたセットがいくつか存在する。が、くどいようだが それが今の話題ではない。今の話題は、そんな 「英文字」 以外の外国の文字など考えられない時代に JISが制定した、JIS 2バイト 「漢字」 コード系に含まれる 「ロシア文字」 である。それから ついでなので、同じ JIS 「漢字」 コード系に含まれる 「ギリシャ文字」 でも、MS-IE には まったく同じ現象が観察されるので、以下、ご紹介。
- (1)
- 「全角・半角」 という言葉は、1980年代の初期、「漢字の出る」 パソコンで発明された言葉だった。漢字以前はコンピュータの画面は英文字、それに 「カナ」 だけで、その横幅は 大きくても 8 ドットだった。この幅では、「漢字」 は描画できない。そこで、既存の 8ビット文字コードに対応するフォントを 「半角」(文字)、漢字 16ビット文字コードに対応するフォントを 「全角」 と呼び、その 「全角」 文字は 画面上で横幅 16 ドット、というのが、まず典型的な実装だった。つまり、データの大きさ (8ビットと 16ビット) が そのまま 表示される文字の横幅に対応していた。もちろん、これは現在 言う 「固定ピッチ」(非プロポーショナル) フォントである。なるべく当時に近いよう 「固定ピッチ」 での表示例を示せば、こんな感じ。「日本語」 1文字が 英文字 2つに、字面のうえで対応している:
この部分は全角日本語である。
This line consists of ASCII chars.
これでは比較の意味がわかりにくいかもしれないので、ご参考までに 固定ピッチでない姿、つまり現在の Web上の 「平文」 つまり 「プロポーショナル」 な字体で示すと、こうなる:
この部分は全角日本語である。
This line consists of ASCII chars.
- (2)
- 「プロポーショナル」 フォントは、Windows では Ver. 3.1 あたりから登場している。これは上の This, line, ASCII などに典型的に見えるように、個々の文字の 「字形」 に従って 1文字の横幅が変化するものを言う。
聡明な読者は、ここで気が付くはず − それなら 「半角」 文字でありながら、場合によっては 「全角」 より幅広の文字、逆に 「全角」 文字でありながら 「半角」より幅の狭い字が出て来るのではないか、と。その通りで、「プロポーショナル」 フォントでは 次のような現象が出る:
I月I日 全角文字4個=半角8文字分 (8バイト) JAPAN 半角5文字だけ (5バイト)
この段階で、(1) 「全角/半角」 という用語は意味を失っている。「全角/半角」 という言葉は、「16ビット文字の画像 (フォント) が、8ビット文字の画像の、横幅が2倍」 という意味であり、暗黙のうちに 「固定ピッチ」 フォントが想定されていた。それが、プロポーショナル・フォントの登場によって 「横幅が2倍」 という暗黙の、大前提が崩れた。従って、プロポーショナル・フォントが出て来る限り、「全角/半角」 という言葉は もう意味を持たない。
もし、現在でも 「全角/半角」 という言葉が使われる場合は、単に 「16ビット文字/8ビット文字」 という意味にすぎないと考える必要がある。プロポーショナル・フォントでは、その文字コード自体の長さ (8ビットか 16ビットか) とは何の関係もなく、あるフォントの大きさ (横幅比) は、ただ そのフォント設計 (デザイン) にのみ依存する。だから、「一見 半角、実は (内部的に) 16ビット文字」 があっても かまわないし、同様に 「一見 全角、実は (内部的に) 8ビット文字」が存在してもかまわない。プロポーショナル・フォントでは、それが 「何ビット文字」 を表示しているのかは、字面を見てもわからない。そして − これが本題なのだが − ある文字コード列を与えられたとき、その文字コード系が 何ビット幅のものであるかに関係なく、ソフトが勝手に、どんなフォントで表示しようが、それは ソフトの 「自由」である ことも、忘れてはいけない。
- (3)
- 昨夜からの 「IE 4+ では、ロシア文字が (一見) 半角で表示される」 話題は、以上の 「全角: 16ビット」 文字が、「一見 半角」 に表示されることを指摘したものだった。これは、次のことに注意されたい:
・ これは、Shift-JIS で書いた HTML文書中の JIS 「ロシア文字」 が IE ではどう表示されるかを話題にしているのであって、 ・ 「ロシア文字」 一般の話をしているのではない。 ・ 「ロシア文字」 の文字コード系の話をしているのでもない。いま話題にしているコード系は JIS、または その写像である Shift-JISである
それがコンピュータなんだよ!我が家では、前にも書いたが、当時7才?の女性にこう指示した: 「コンピュータの上に置いといたからな」。「うん、わかった」。彼女は 「コンピュータの上に、ないよ!」。しょうがないな、父親は腰を上げて、「ほら、あるじゃないか」。7才の女性は抗議する: 「コンピュータの上なら、ここでしょ、ここ!」 と彼女がポンポンと たたいて見せたのは、15" 液晶モニターの上の枠だった。そうなのだ、「コンピュータ」とは、彼女には、モニターのこと。CDや DVDを入れるのは、CD-DVD ドライブという機械であって、それは機械。「コンピュータ」 とは画面のことなのだ。その時点で、彼女はまだキーボードを使ったことがない。マウスの動作がモニターに反映する以上、コンピュータの実体はモニターなのだ。
ご指摘の Fortran 言語の複素数演算の問題は、調査してみたところ、ユーザの間ではただ1件の使用例も発見できませんでした。従ってこれはサポートする必要がないものと判断します。使えないものを 「使用」 した例が、あるわけないだろ。バカ。
記紀・万葉の時代、日本語は既に 「崩れ」はじめていた; 特に万葉の中には、それを精査した研究者の調査によれば、3つの母音について (一見同じ母音だが)「甲類、乙類」の 区別がある。時代が下るにつれて この区別は曖昧になり混同される方向をたどり、ついには区別が消滅してしまうという 「事実」は、僕自身が研究したものではない; それは、この時期の言語を扱う研究者たちにとっては常識であって、それが彼らには常識であることを、僕は知っているにすぎない。
これはもちろん HTMLでいう 「表 table」で、この表の枠線を表示すると こうなる:
. nann kmnjn jsssallan thnjimnida.
「仕上がり」姿が 「これでよい」 となる直前までは、僕も この枠線付きで 「表」 を組んでいる。ご参考までに、この 「表」中の 「文字」 の7割ほどは実は 「画像」であって、「文字」ではない。ブラウザの上で 「すべて選択」をすると、Netscapeでは 「画像」 部分が反転せず、逆に MS-IEでは 「画像」 部分が真っ黒につぶれてしまうので、どれが 「画像」なのかは 見当つけていただけるだろう。
. nann kmnjn jsssallan thnjimnida.
<table border> <tr><td rowspan=2>//NOIPA;[longparen]//</td> <td>//face="ku11b";na-neun </td><td>keum-nyeon </td><td>yeo-seos-sal </td><td>nan </td> <td>cheo-nyeo-ae-ip-ni-da.//</td></tr> <tr><td>//IPA;nan[eu]n </td><td>k[eu]mnj[eo]n </td><td colspan=2>j[eo]s[eo]s[q]sallan </td> <td>[tsh]<sup>h</sup>[eo]nj[eo][ae]imnida.//</td></tr> </table>上記のうち // ... // に囲まれたものが、CGI の処理の対象になる。// ... // の中間にある HTML タグは、すべて透過し、無視される。
同様に、国際音標記号 つまり IPAも、今のところ 「すべて画像」 の方針でいる。こちらのほうは、次のようになる。これらはすべて 「可視」 文字 (現実の技術面では 「画像」) なので、「表」 にせず羅列しよう:
左から4番め、英文字の a の一般フォントと異なる や、右から5番め、g とは異なる に注目されたい。